どんなもの?看護師が作成する行動計画について

看護師として現場におけるキャリアをスタートさせる際、必ず作成するように言われるのが「行動計画」です。これは1日の業務を遂行する上で基本的な情報を記載したリストで、大抵は30分後のタイムスケジュールにデータを記入していきます。その際、必ず含めるべき情報としては「遂行する業務の概要」が挙げられます。多くの場合、看護師の業務はルーティンになっていて、大半のタスクは朝の段階で分かっているはずです。例えば、「カンファレンス」や「検温」、「食事補助」などは時間帯と内容がすでに分かっていますから、すぐに記入できるでしょう。また、休憩時間も業務の一環なのできちんと記載しておきます。もちろん、スケジュールをすべて埋める必要はありません。

「担当する患者の詳細なデータ」も行動計画に必要な情報です。例えば、検温や血圧を測定する患者に関しては、どんな病状でどのように症状が推移しているかを記載しておきましょう。食事の介助が必要な患者については、管理栄養士のコメントや食事のペース、嚥下に関連した注意点などを書いておくと安心です。リハビリを行う患者については、今回のリハビリでトレーニングする部位および理学療法士のコメントなどをまとめておきましょう。処置を行う場所についても明記しておくことで、業務プランがスムーズに立てられるはずです。実際に行動計画を見ながら業務を進めていくことで、さらにどんなデータが必要か分かるので、さらにクオリティの高い計画を立てられるようになるでしょう。